2010年11月12日

「ジニ係数」から見る世界の格差

途上国問題を考えるとき必ず話題にのぼるのが、その国の中での格差の問題です。特定の国や地域にどのぐらい貧富を差があるかを表す指数として「ジニ係数」があげられます。

ジニ係数とは、経済格差を示す数値。0〜1までで示され、ジニ係数の数値が少ないほど格差が小さい状態で、逆であれば格差が大きい状態といえます。通常の状態では0.2〜0.3ぐらいで、これが0.5を超えると貧富の格差が社会の許容範囲を超えて、暴動や内戦などが起こりやすくなるといわれています。

ジニ係数は、調査機関によって計算方法が違っていたり、同じ機関でも調査年度が異なったりするため注意が必要なものの、アメリカCIAの調査によればワースト10までが以下の通りです。(CIAは0〜100の換算で表示)
ジニ係数.JPG
(出典 CIA「The World Factbook 2009」

ちなみに、このCIAの調査では日本は38.1(2002年調査)となっています。

また、下記は世界の国々のジニ係数を地図上にまとめたもの。途上国や情勢不安といわれる国が総じて数値が高くなっていることがわかります。 ※クリックで拡大
800px-Gini_Coefficient_World_CIA_Report_2009.png
(情報ソース CIA「The World Factbook 2009」)

ジニ係数は格差をわかりやすく見る方法として日本の統計局などでも使用されていますが、調査エリアに大きな偏りがある場合、この指数が有効ではないことも指摘されています。たとえば、こんな例も。

「ある高級住宅地に年収10億円の人が99人、年収1兆円の大富豪が1人いるとする。そこでこの高級住宅地に住む100人を対象にジニ係数を計算すると約0.91となり、非常に格差が大きいが、年収10億円でもかなりの高収入であり、この状態が悪いとは一概に言えない」(ウィキペディア「ジニ係数」より抜粋)

このへんが数字のトリックのよう。


posted by JADE at 19:28| Comment(0) | 国際協力の基礎知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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